雇用の形態
オランダの雇用は日本とは大きく異なります。基本的にこちらは一般職や技術職などの大きな括りではなく、ほぼ100%ジョブ型雇用(特定の役職に対してのポジション)です。日本での採用携帯である、メンバーシップ型雇用(企業全体の一員として採用する形態)は、一部に限られます(オランダ語でTraineeshipというのですが、特定の職業に就くための研修を受ける際のプログラムのみ)。
つまり、オランダで仕事がしたい場合は、基本的にはなんらかのスキルを持った上で、そのスキルを活かして働くことになります。仮にオランダの大学院を卒業するなら、その学んだ知識を生かせる役職を探すのが一番でしょう。

就職に必要なもの
仕事を探す際に大事な書類が、以下の2つです:
- CV (履歴書)
- 志望動機書
日本の就活の様に、面接前に何かしらのテストを受けるみたいなことは、まずありません(ある場合は募集要項に記載してある)。ですので、私も就職するために勉強したことは今まででありません(面接の準備はめちゃくちゃしました)。
逆に言えば、いいCVと志望動機書があって面接に通れば、それでどこの企業にでも就職できます。
採用までの流れ
採用までの面接は、どこの企業も大概2回行います。流れとしては、以下のようになります:
- 書類審査: CV(履歴書)と志望動機書を(Linkedinなどで)送る。
- 一次面接: 書類審査に受かったら一次面接によばれて、採用担当の方とお話しする。
- 二次面接: 一次面接に受かったら二次面接によばれて、別の採用担当の方とお話しする。
- 労働契約手続き: 二次面接も受かったら、あとは労働条件の話し合いをして、正式にいつから働くかを決める。
ここで面接のことを「お話し」と書いたのは、実際オランダの面接はかなりラフ(ざっくばらん)で「お話しをする」感じだからです。ほぼ全ての面接時にコーヒーやお茶を飲むか聞かれますし、座るテーブルも丸テーブルなどで、囲みながら座るような方式を取ります。ですので、圧迫感などはほぼありません。
今までの経験として、一次面接が受かったら、8割方はもうその企業に就職できたと思っていいと思います。二次面接では、よほどのことがない限り落とされません(とか言って私は落とされた経験がありますが笑)。
就職の種類
オランダで企業で働きたい場合、主に以下の3つがあると考えます:
オランダ内の…
- 日系企業を探して就職(使用言語はおそらく日本語と英語)
- 国際的企業を探して就職(使用言語はおそらく英語)
- オランダの企業を探して就職(使用言語は英語とオランダ語)
私が受けていたのは、もっぱら3のオランダ企業での就職です。そのため大学院時代からオランダ語を学び(大学院の修士プログラムは全て英語でした)、就職時にはなんとか仕事で使えるレベルにもっていきました。
2の国際的企業もなんとなく受けてはいましたが、それだったらオランダで働く必要はないと思っていましたし、せっかくオランダ語を学んで話せるのだからもったいないと思って、3を中心に受けていました。
企業の探し方
企業を探す際には、おそらくネット検索やAI、Linkedinなどで、大体は見つかると思います。あとはどんな仕事をしたいかですが、これも各フィルターなどを使ってだいぶ絞れると思います。大体大まかな種類は以下のような感じです。
- IT・テクノロジー(Tech)系
- 医療・ヘルスケア系
- エンジニアリング・製造系
- グリーンエネルギー・環境・サステナビリティ系
- 物流・サプライチェーン系
- 金融系
- 教育・研究・トレーニング系
- マーケティング・Eコマース・販売系
- ビジネス・管理・コンサルティング系
- クリエイティブ・デザイン・コンテンツ系
たまに、多くの企業が集まる「就職説明会」のようなものがあったりします。ですがそのような説明会は、はっきりいって時間とお金をかけてまで行く必要はありません。ああいうところでは非常に多くの人が説明会に行くため、企業の人も一人一人に対して時間をかけようとはしません。基本的に、ネットを使い自分から応募をして、面接を通って採用されます。